製紙パレットに
ついて

製紙メーカー専用の物流資材です

製紙パレットは、紙のロールや紙製品を運ぶために
製紙メーカーが使用する、木製の専用パレットです。
製品の形を崩さずに安全に輸送・保管ができ、
繰り返し使える点が特徴です。

パレットとは? パレットとは?

パレットとは、荷物をまとめて運ぶための台のことで、物流の現場で幅広く使われています。

物流を支えるインフラとなる物流機材であり、適切な活用でトラックへの荷物の積み下ろしや搬入・搬出といった荷役作業の軽減が実現できるため、国土交通省もパレットの適切な管理、循環、活用を呼びかけています。

製紙パレットの特徴と利点 製紙パレットの特徴と利点

  1. 軽くて持ちやすい木製パレットです

    プラスチック製に比べ軽量で、1人でも持ち運び可能。
    作業負担を軽減します。さまざまな寸法があり、多様な資材に対応できるのも木製ならではの強みです。

  2. 物流業界の人手不足の解消に貢献

    製紙パレットを使用することで、60分かかる積み下ろし作業が27分に。現場の効率が大きく向上します。効率化により人手を減らせるためトラックの待機時間も短縮され物流業界の人材不足対策にもなります。

    ※参照:『荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン 紙・パルプ(家庭紙分野)物流編』
    https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/content/000352793.pdf
    (国土交通省 近畿運輸局の事例資料 令和6年)

  3. 再利用&リサイクル可能で環境にやさしい

    木製の製紙パレットは建築木材などの端材から作られます。繰り返し使える設計のため、正しく回収することで森林伐採の抑制に貢献します。使用できなくなったパレットも木材チップとして再資源化することで森林再生にも貢献。環境にやさしいエコ資材です。

製紙パレットのルールと注意点 製紙パレットのルールと注意点

  • 製紙パレットの所有権は
    製紙メーカーにあります

    製紙パレットは製紙パレット共同回収事業に参加している各社が所有しています。製品の輸送・保管を効率的に行い製品の形態荷姿を保護するための物流器材であり、無償で提供しているものでありません。

    くわしくは下記をご覧ください

  • 所有者の社名・工場名が
    印字されています

    昭和55年より製紙パレットに①所有者、②要返却の旨を記載しその所有権を明確にしています。所有者であるメーカー各社は自社の製紙パレットを回収する義務があります。

  • 不正転用・違法業者との
    取引は厳禁!

    製紙パレット共同回収事業参加会社の製紙パレットを、当社指定回収協力会社以外に無償供与したり、売却したり、また他に流用・転用することは違法であり、禁じられております。

回収の目的

製紙パレットの回収・再利用について

回収は、未来をつなぐ
アクション

なぜ製紙パレットを回収する必要があるのか知っていますか?
製紙パレットは大切な資源です。ルールを守った回収で、
共に持続可能な社会を作りましょう。

製紙パレットを回収することの効果 製紙パレットを回収することの効果

  1. 廃棄費用や保管スペースが不要に

    あなたの会社が製紙パレットを廃棄してしまうと産業廃棄物となり処理費用がかかりますが、当社で無料回収すれば再度有用な製紙パレットになります。製紙パレットの廃棄処理にかかっていた費用と時間そして保管スペースが全ていらなくなります。製紙パレット機構にご連絡をいただくだけ。あとは、回収業者にお任せください。

  2. 森林環境を保護し
    持続可能な社会を作る

    製紙パレットは単なる梱包資材ではなく、再利用ができる大切な資源です。木製の製紙パレットは繰り返し使える設計のため、正しく回収することで使い捨てを防ぎ、森林伐採の抑制に貢献します。

  3. 物流の効率化と人手不足の解消

    パレットは物流を支える「インフラ」です。回収されたパレットが再利用されればトラックの積み下ろし作業が短時間で済み、作業効率の向上は慢性的な物流人材不足の緩和にもつながります。パレットの紛失・流出は、その利用促進の損失につながるため業界の労働環境改善のためにも正しい回収は欠かせません。

製紙パレットの不正流用は違法です 製紙パレットの不正流用は違法です

製紙パレットは製品の輸送・保管を効率的に行い製品の形態荷姿を保護するための物流器材であり無償で提供しているものでありません。 そのため製紙メーカーは、昭和55年よりパレットに①所有者、②要返却の旨を記載しその所有権を明確にしています。

また、空きパレットを売却・転用されない様に(株)製紙パレット機構の指定証をつけた指定回収車のみが回収し、製紙メーカーにお届けする仕組みが出来上がっています。

しかしながら、昨今は規格判パレットが不足しており、自社製品を製紙パレットで輸送・保管したり違法業者に転売したりする行為が後を絶ちません。

製紙メーカーの社名が記載されたパレットを同意無しに自社で転用したり、違法回収業者に渡すことはコンプライアンス上も問題があり、違法回収業者のみならず回収に出した会社の信用も傷つく可能性がありますので、ご注意願います。

環境を守る

SDGsへの取り組み

木が成長するまでに50年

製紙パレット機構は、約半世紀前から紙の輸送保管に使われる
貴重な⽊製パレットを回収し、⼯場に返却する活動を続けてきました。
製紙会社では何回も何回もパレットを再利⽤して
貴重な⽊材資源を地球環境を守ってきました。

製紙パレット回収の流れ 製紙パレット回収の流れ

製紙パレットが製品の出荷に使用され、回収されてメーカーへ返却されるまでの流れの図解

製紙パレット機構ではパレットを年間約400万枚回収しています。
回収されたパレットは所有者に返却・再利⽤され、⼀部廃棄せざるを得ないパレットも製紙⽤原料チップ、燃料⽤チップ等に加⼯されています。
400万枚のパレット回収で、⽴⽊約40万枚の伐採を削減することができます。
貴重な⽊材資源の有効活⽤に貢献しています。

SDGsとは SDGsとは

持続可能な社会の実現のための17の目標です。 パレットを返却することで次の目標達成に貢献できます。

  1. 12.つくる責任 つかう責任

    パレットの回収・再利用で、 循環的な消費と
    生産を推進します。

  2. 13.気候変動に具体的な対策を

    木製パレットを回収し再利用する
    循環型システムによって、CO2排出量を削減します。

  3. 15.陸の豊かさも守ろう

    木材の過度の伐採を防ぎ、良質な森林を守ります。

パレットの材質によるCO2排出量比較 パレットの材質によるCO2排出量比較

パレットには主として⽊製と樹脂製があり、価格、使いやすさ、性能⾯でそれぞれ良い点・悪い点があります。今回は、両パレットの原材料⽣産からパレット製造、輸送、廃棄までのライフサイクルを追って、CO2排出量からどちらが環境に優しいかを検証してみたいと思います。

参考にさせていただいたのは北海道帯広市でカラマツやトドマツの素材⽣産、製材、加⼯、販売をされている株式会社サトウ様が東京⼤学アジア⽣物資源環境研究センターに依頼された研究データです。

パレット製品を使⽤後に単純焼却したケースで⽐較してみました。 パレット1枚当たりのCO2排出量を⽐較すると、⽊製パレット63.5kg、樹脂パレット155.4kg、再⽣樹脂パレット300.4kgとなり圧倒的に⽊製パレットが環境に優しいことが判ります。樹脂は焼却により炭素分がCO2となり排出されますが、⽊材はカーボンニュートラルであるためCO2は排出されないとしています。

パレット製品を使⽤後に焼却発電した場合も、再⽣樹脂・樹脂パレットをRPF(固形燃料)化し⽯炭を代替し、⽊製パレットはチップ化して重油を代替すると仮定し、熱回収したとしても、その傾向は変わりません。

製紙パレットとは? 回収の目的 環境を守る